給食調理の人間関係は大変?店長・先輩・パートさんとの付き合い方

 

給食現場で(特に、社員採用の調理補助として)これから働き始める人は、
給食現場の人間関係は?どうやって付き合っていくのが良いのか?
といった点について、とても気になるのではないでしょうか。

 

そこで、当ページでは管理人の経験もとに、給食現場における人間関係と
それに付随する付き合い方の例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。(^ ^)

 

※ここでは、「社員食堂」の実情をベースに記事を執筆しています。

 

 

 

 

1: 食堂の人間関係と付き合い方

 

給食調理員として働く上で、必ず関わることになる人物としては、
「店長(チーフ)」「先輩社員」「パートさん」「お客さん」の大きく4つに分類されます。
それぞれの付き合い方を解説していきます。

 

1.1 店長との付き合い方

仕事上、人間関係で最も関わるのが店長(チーフ)です。店長は現場責任者であり、
業務の割り当てをする権限を持っているので、アナタは基本的に店長の指示のもと
仕事を行うことになります。給食現場における店長は、調理の中心的立場であり、
全体を見渡しつつ調理も担当して多忙である為、付きっきりで新人教育を行う
ことはほぼありませんが、それでも新人の仕事ぶりを割とよく見ているものです。

 

付き合い方としては、将来的に自分が店長の立場で働くことを想定し、仕事ぶりを
遠目から観察しておくと良いでしょう。
店長によって仕事ぶりは様々なので、見習うべき
部分は見習い、反面教師にするべき部分は真似しないようにします。質問がある時は
忙しい合間を縫って訊くよりも、仕事が一段落してからすると良いかもしれません。

 

1.2 先輩調理員との付き合い方

おそらく実務を教えてもらのは、先輩調理員が中心になるかと思います。基本的に、
給食では、調理は社員が担当し、パートさんは盛り付け・洗浄を担当する所が
多いです。ですから、先輩調理員にはその現場での調理ノウハウを存分に教えて
もらいましょう。

 

付き合い方としては、とにかく先輩からの指示に対して素直になることです。
やはり、扱いやすい後輩の方が色々な事を教えて貰えることは間違いなので、
とにかく先輩に可愛がられように、指示に対しては素直に従いましょう。

 

1.3 パートさん達との付き合い方

給食の現場では、パートタイマーとして働いているおばちゃん達が沢山います。
現場の規模によりますが、食堂であれば200食提供する現場で4〜6人、
学校給食であれば1,000提供する現場で15〜20人程配置されるのが普通です。

 

パートタイマーのおばちゃん達の年齢層はおおよそ50代・60代が中心ですので、
30代・40代で調理補助として就職すると仮定した場合ちょうど親位の世代です。
付き合い方としては、仕事全体を覚える為にも最初は盛り付け・洗浄に入ることが
あるはずなので、真面目で積極的な姿勢をアピールして好感を抱かせましょう。

 

1.4 お客さんとの付き合い方

食堂では、昼時はカウンターに立って接客することになります。周りの指示通り動けば
問題ありませんが、昼時の食堂は戦争状態になるのでテキパキ動く必要があります。
現場によっては、「お客様の声」と表した意見箱が設置されていたりしますので、
クレームに繋がることの無きように、丁寧な接客を心掛けましょう。

 

もし、カウンターで直接お客さんからクレームを受けた場合、まずは謝罪することです。
その後、店長を呼びクレーム内容を確認して、適切な処理を行います。実際問題、
クレームを早期に収束できるかどうかは、こちら側が「申し訳ございませんでした。」と
即座に言ったかがカギとなることも多いので、クレーム内容の良し悪しは別として
その場での謝罪はとても大切です。

2: 人間関係でトラブルを抱えた時の対処

 

もし、現場の人間とトラブルを抱えてしまった場合、考えられるいくつかの対処法を
ご紹介しておきます。

 

2.1 店長・上司に相談する

もし、同僚の先輩社員やパートタイマーさんとの間でトラブルを抱えてしまった場合、
まずは店長に相談するのがスジとなります。店長に相談しても解決が難しいのであれば
本社の人間に相談するのが良いでしょう。仕事に直接関係のなく、理不尽な扱いを
受けているのであれば、まともな会社であれば相応の対応をしてくれるはずです。

 

2.2 異動を希望する

もし、店長や上層部との相談後、トラブルが解決に向かわなかった場合は、
異動を希望することもできます。実際、管理人の所属している会社においても
パワハラを受けた方で現場を異動された方がいました。

 

2.3 別の会社へ転職する

もし、現場の異動も叶わない場合、今の会社を辞めて別の会社へ転職するという
選択肢もあります。給食業界では、身につけた調理スキルは基本的に別の現場でも
潰しが利くので、就職先には困らないです。働きやすさを求めて給食業界を選んだのに
ストレスを抱えては本末転倒なので、事態が好転しない場合は転職すべきです。

 

3: 困ったパートさんのモデルケース

 

管理人がこれまで働いてきて、人間関係のトラブルを起こすのは、どちらかというと
社員ではなくパートタイマーさんの方が圧倒的に多かったです。人数も多いですし、
年配の方々ばかりなので、良い人もいれば変わった人もいる為です。

 

そこで、最後に管理人がこれまでに出会ってきた困ったパートタイマーさんの
モデルケースをご紹介しておきます。もし、同じような方に出会った場合、
「本当にこういう人っているんだぁ・・」と思いだしてください。(^ ^;

 

3.1 慣れた仕事以外しないパートさん

パートさんの多い現場では、誰かが休むとその人の穴埋めとして、別のパートさんを
配置するのですが、「いつもとやってること以外やりたがらない」という中国人パートさんが
過去に居て、何かと文句を言ってきた記憶があります。基本、パートさんの仕事は
固定ではなく流動的なので臨機応変に動いてもらいたいのですが、やたら理屈をこねて
自己主張してくるので、こちらもウンザリでした。(^ ^;

 

3.2 飲酒しながら仕事するパートさん

これも実話ですが、チューハイ缶を隠れて飲みながら仕事をするパートさんがいました。
ちなみに、その方は女性ではなく男性のパートさんでした。一度飲酒していることが
発覚して厳重注意となったのですが、ほとぼりが冷めた頃にまた飲酒をして、
結局クビとなってしまいました・・・。本当にあの時はビックリしました。(^ ^;

 

3.3 世間話・噂話に熱心なパートさん

これは割合多いのかもしれませんが、仕事そっちのけで世間話・噂話に熱中する
パートのおばさんがいました。とにかく話好きで、忙しい時間帯にもかかわらず、
お構いなしで周りを巻き込んで話し込んでいたので、一度注意を受けていました。
仕事自体はデキル人でしたが、いかんせん手が止まりやすい人でしたので、
多忙な時間に見かけるとイラッとすることも多かったです。(^ ^;

 

3.4 週一日は当日欠勤するパートさん

週5日契約であるにもかかわらず、週1日は当日欠勤するパートさんがいました。
体調不良や用事の場合は仕方がないのですが、欠勤日に外出しているところを
目撃されて以来、ズル休みとして周りから信用されなくなってしまい、最後には
結局辞めてしまいました。給食は、人の数をギリギリで回している現場が多いので
大した理由のない当日欠勤を乱発にやられると、結構困ってしまいます。(^ ^;

4: まとめ

 

正直なところ、給食現場の働きやすさは「人間関係」による部分が大きいのが現実です。
「人間関係」に恵まれると働きやすく、毎日の仕事にもハリがでるのですが、恵まれないと
好きな仕事であっても結構つらくなります。

 

やはり、どんな仕事においても「人間関係」が大きく影響するのは変わらないと言うのが、
元銀行員から給食調理員へ転職した管理人の感想です。(^ ^;)