給食調理員を目指して就職活動する人の割合は?

 

 

「調理科のクラスメイトの何割が、給食調理員を目指して就職活動するのか?」
といった点は、調理科への入校を考えている人は気になると思います。
ここでは管理人の訓練時代の実績をもとに、この点について深く掘り下げますので、
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

 

1: 給食調理員への就職を目指す人の割合は?

 

職業訓練校(調理科)の訓練期間は6ヵ月間となっていますので、4月入校生であれば
4ヵ月経過後の7月中頃から徐々に準備を始めて開始して8月頃にピークを迎えます。
10月入校生であれば年末年始休み明けから準備を始めて2月にピークを迎えます。
ちなみに、管理人は10月入校生で年明けから準備を始めて2月中旬に就職先を決めました。

 

そんな調理科の就活ですが、「給食調理員を目指して就活する人がどれくらいいるか?」
といった点は気になります。「調理科だから全員調理員目指して就職活動するでしょ?」
と思う方もいるでしょうが、実際に給食調理員を目指す人は全員ではありません。

 

管理人が在籍した当時の調理科では、調理員の仕事を目指して就職活動していた
クラス全体の約3分の2くらいでした。調理科に在籍するクラスメイトの約30人ほど
でしたので、約20人くらいの人達が給食調理員を目指していた計算となります。
「調理員を目指して調理科に入ったのに意外と少なくない?」と思われるでしょうが、
他の学科に比べると格段に多い方のようです。

2: 給食調理員になれた人がほぼ100%の訳は?

 

「給食調理員を目指して就職活動していた人の中で、実際に就職できた人の割合は
どれくらいか?」という点については管理人の把握している限り、卒業までにほぼ全員が
内定を得ていました。給食調理員への就職率がここまで高い理由は主に3つあります。

 

@求人が多い(社員・パート共に)

飲食業界が万年人手不足であることは周知の事実であり、これは給食業界に関しても
例外ではありません。インターネットで給食調理員の求人を検索すると、社員・アルバイト
ともに沢山の求人がヒットします。ですから、応募できる求人も他の業種に比べて圧倒的に
多い為、数打てば必ずどこかに引っかかります。これがプログラマーやCADオペレーター等の
IT系技術職への就職を目指す学科では、就職自体のハードルが非常に高くなる為、
クラスで数人しか就職できなかったという話も珍しくありません。

 

A学校紹介求人は内定が出やすい

調理科の卒業(予定)生を対象に、企業から求人が届きます。学校紹介の求人は、
「調理科の訓練を受講した卒業生であれば調理員としての基礎はできている」という信用の
もと企業が求人しています。ですから、学校経由の求人であれば受ければほぼ100%内定
するようです。(条件が合わない、本人に何かしら問題がある場合は例外)
管理人が知る限り、契約社員・正社員として給食調理員に就職したクラスメイトの大半は、
学校紹介の求人で内定を得た人が多い印象でした。また、ハローワークや求人サイトには
掲載されないような学校独自の求人も多くあるので、社員として就職を目指すのであれば、
ぜひうまく活用したいところです。

 

B応募条件のハードルが低い

給食調理員は、例えば日本料理店やレストランの調理員ほどに高度な調理技術は要求
されません。むしろ要求されるのはスチームコンベクションや回転ガマなどの大型調理機器の
取り扱い方や、集団食中毒を防ぐための衛生管理意識です。この点については、調理科の
6カ月の訓練でキッチリと身に着きますので安心して構いません。

3: 給食調理員へを目指さない人の進路は?

「給食調理員にならない人はどうするの?」という疑問では、次のような人が大半でした。

 

  1. 以前の仕事に就く
  2. 無職のまま卒業(ボランティア活動含む)
  3. 全く関係ない仕事に就く(派遣社員・アルバイト等)

 

 

@以前の仕事に就く

給食調理員を目指す以外で、一番多いのが「以前の仕事に就く」パターンがでした。
その理由はやはり給食調理員の「給料の安さ」にあります。職業訓練校で基本的な
集団調理技術を習得したとは言え、未経験で給食調理員となると社員採用で月給
16万〜19万円くらいが相場です。妻子持ちで住宅ローンや教育費が多くかかる場合、
現実問題として生活が厳しい水準なので共働きや副収入を得なければ厳しくなります。

 

※ちなみに管理人は、妻・子供2人で住宅ローンと教育費の負担がありましたが、
「共働き+副収入」で就職後も生活水準を落とすことなく暮らしてきました。

 

>(参考)給料の低さをカバーしてくれた副収入とは?

 

A無職のまま卒業(ボランティア活動含む)

定年退職して訓練を受けていた男性や、専業主婦で訓練を受けていた女性などは就職を
決めないまま卒業される方もおり、「就職を決めなくては卒業以降の生活ができない!」
という切迫した状況ではなかったようでした。また、失業保険の給付期間を伸ばすために、
とりあえず訓練を受けていたような方も進路は決めずに卒業されていました。

 

職業訓練校は就職を目的とした施設ですが、就職活動は必須ではありませんので
名目上は問題はありません。ただ、入校試験の面接で入校目的を必ず訊かれるので、
そこはうまく誤魔化しているんでしょうか。。。

 

B関係ない仕事に就く(派遣・アルバイト等)

調理とは全く関係ない仕事に就かれる方も少数ですがいました。といっても、派遣社員や
アルバイトなどの雇用形態で、「調理の仕事はしたくないけれど目の前の生活がある」
といった理由でしたので、何で調理科に入校されたのかその真意が分かりませんでした。
こちらも邪推すると、失業保険を延伸する為だったのかもしれません。。。

4: まとめ

 

職業訓練校の最終目的は「就職する」ことにある訳ですが、就職活動を強要されたり
就職活動状況を細かく追求されることもありません。つまり、各個人に任せされており、
活動するしないも本人次第ということになります。

 

ただ、一部を除いて殆どの人が再就職を目指して就職活動をすることになりますので、
せっかくであればクラスメイトと情報交換しつつ、お互いに激励しながら活動を進めると
孤独になりがちな就職活動も乗り切れると思います。